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これを知ればもっと筋トレが上手くなる!!!筋肉の相関関係について

効率のいい筋トレ部位の順番と筋肉の相関関係を徹底解説

筋トレで結果を出すためには、ただがむしゃらに鍛えるだけでは不十分です。どの部位をどの順番で鍛えるか、そして筋肉同士がどのように関係しているかを理解することで、トレーニング効率は劇的に向上します。

この記事では、科学的な根拠に基づいた効率的なトレーニング順序と、知っておくべき筋肉の相関関係について詳しく解説します。

目次

  1. 筋トレの基本原則:大筋群から小筋群へ
  2. 筋肉の相関関係を理解する
  3. 1回のトレーニングでの効果的な順番
  4. 週単位での分割法とプログラム例
  5. 同じ日に鍛えてはいけない部位の組み合わせ

1. 筋トレの基本原則:大筋群から小筋群へ

筋トレの最も基本的な原則は、「大きい筋肉から小さい筋肉へ」という順番を守ることです。これには明確な理由があります。

なぜ大筋群を先に鍛えるのか?

理由①:体力とエネルギーの効率的な配分

大きな筋肉を動かすには、多くのエネルギーと高い集中力が必要です。トレーニングの最初は体力が充実しているため、最も負荷の高い大筋群のトレーニングに取り組むべきです。

小さい筋肉を先に鍛えてしまうと、大きい筋肉を鍛える際には既に小さい筋肉が疲弊しており、本来のパフォーマンスを発揮できなくなります。

理由②:協働筋の同時トレーニング効果

大筋群を鍛えるトレーニングは、多関節種目(コンパウンド種目)が多く、周辺の小さい筋肉も補助的に使われます。つまり、大筋群を鍛えることで、小筋群も同時に刺激されるのです。

例えば:

  • ベンチプレス(胸の大胸筋)→ 三角筋(肩)と上腕三頭筋(二の腕)も働く
  • デッドリフト(背中の広背筋)→ 僧帽筋、大腿四頭筋、ハムストリングスも刺激される

理由③:代謝向上効果

大筋群は筋肉量が多いため、トレーニングによる代謝向上効果が高くなります。トレーニングの早い段階で代謝を上げることで、その後の有酸素運動での脂肪燃焼効率も高まります。

大筋群と小筋群の分類

大筋群:

  • 大胸筋(胸)
  • 広背筋・僧帽筋(背中)
  • 大腿四頭筋・ハムストリングス・大臀筋(下半身)

小筋群:

  • 三角筋(肩)
  • 上腕二頭筋・上腕三頭筋(腕)
  • 腹直筋(腹部)
  • ふくらはぎ

2. 筋肉の相関関係を理解する

効率的なトレーニングには、筋肉同士の関係性を理解することが不可欠です。筋肉は単独で働くのではなく、相互に関係しながら動作を生み出しています。

主働筋・協働筋・拮抗筋とは?

主働筋(しゅどうきん)

ある動作において、中心的に働く筋肉のことです。例えば、ベンチプレスでは大胸筋が主働筋となります。

協働筋(きょうどうきん)

主働筋の動きを補助・安定させる筋肉です。主働筋とともに働き、動作をスムーズかつ効率的にします。

協働筋の役割:

  • 主働筋の動作を補助する
  • 動作を安定させる
  • 効率的な力の発揮をサポートする

例:ベンチプレスにおける協働筋

  • 主働筋:大胸筋
  • 協働筋:三角筋(肩)、上腕三頭筋(二の腕)

拮抗筋(きっこうきん)

主働筋とは逆の作用を持つ筋肉です。主働筋が収縮するとき、拮抗筋は伸張されます。この関係を理解することで、バランスの良いトレーニングが可能になります。

拮抗筋の例:

  • 上腕二頭筋(力こぶ)⇔ 上腕三頭筋(二の腕)
  • 大胸筋(胸)⇔ 広背筋(背中)
  • 大腿四頭筋(太もも前)⇔ ハムストリングス(太もも後ろ)
  • 腹直筋(腹筋)⇔ 脊柱起立筋(背筋)

筋肉の相関関係を活かしたトレーニング戦略

①バランストレーニングの重要性

主働筋ばかりを鍛えて拮抗筋を疎かにすると、筋力のアンバランスが生じ、怪我のリスクが高まります。また、姿勢の歪みや関節への負担も増加します。

例えば、ベンチプレスばかり行って背中のトレーニングを怠ると、胸の筋肉が過度に発達し、肩が前に引っ張られる「巻き肩」になる可能性があります。

②相反抑制(そうはんよくせい)を活用

主働筋が収縮するとき、拮抗筋は反射的に弛緩する神経メカニズムがあります。これを利用して、拮抗筋を交互にトレーニングする「スーパーセット」という方法が効果的です。

スーパーセットの例:

  • 上腕二頭筋のトレーニング → すぐに上腕三頭筋のトレーニング
  • ベンチプレス → すぐにローイング(背中)

この方法により、時間効率が上がり、筋肉のポンプアップ効果も高まります。


3. 1回のトレーニングでの効果的な順番

トレーニングセッションにおける理想的な流れは以下の通りです。

基本的なトレーニングフロー

ウォーミングアップ
   ↓
大筋群のトレーニング(多関節種目)
   ↓
小筋群のトレーニング(単関節種目)
   ↓
有酸素運動
   ↓
クールダウン・ストレッチ

具体的な部位の順番

全身トレーニングの場合

  1. 脚(下半身) – 大腿四頭筋、ハムストリングス、大臀筋
  2. お尻 – 大臀筋
  3. 背中 – 広背筋、僧帽筋
  4.  – 大胸筋
  5.  – 三角筋
  6.  – 上腕二頭筋、上腕三頭筋
  7. 腹筋・体幹

この順番の理由は、下半身の筋肉が全身の約70%を占めており、最も大きな筋肉群だからです。また、脚のトレーニングは全身の疲労度が高いため、体力があるうちに行うべきです。

種目の選び方:多関節種目から単関節種目へ

筋トレの種目は大きく2種類に分けられます。

多関節種目(コンパウンド種目)

複数の関節と筋肉を同時に使う種目。高重量を扱え、効率的に筋肉を刺激できます。

主な多関節種目:

  • スクワット(脚)
  • デッドリフト(背中・脚)
  • ベンチプレス(胸)
  • ショルダープレス(肩)
  • チンニング・懸垂(背中)

単関節種目(アイソレーション種目)

特定の筋肉を集中的に鍛える種目。仕上げや形作りに有効です。

主な単関節種目:

  • レッグエクステンション(大腿四頭筋)
  • ダンベルフライ(大胸筋)
  • サイドレイズ(三角筋)
  • アームカール(上腕二頭筋)
  • トライセップスエクステンション(上腕三頭筋)

トレーニング順序の原則:多関節種目 → 単関節種目

多関節種目は高重量を扱うため、集中力と体力が必要です。疲れていない状態で行うことで、安全性と効果が高まります。


4. 週単位での分割法とプログラム例

週に複数回トレーニングできる場合、**分割法(スプリットルーティン)**を採用することで、各部位をより集中的に鍛えることができます。

2分割法(週4回)

パターン①:上半身と下半身で分ける

月曜・木曜:上半身

  • 背中

火曜・金曜:下半身

  • 脚(大腿四頭筋、ハムストリングス)
  • お尻
  • ふくらはぎ

パターン②:プッシュとプルで分ける

月曜・木曜:プッシュ(押す動作)

  • 上腕三頭筋

火曜・金曜:プル(引く動作)+ 脚

  • 背中
  • 上腕二頭筋

3分割法(週6回)

パターン①:大筋群・小筋群・脚

月曜・木曜:上半身の大筋群

  • 背中

火曜・金曜:上半身の小筋群

  • 腕(上腕二頭筋、上腕三頭筋)

水曜・土曜:脚

  • 大腿四頭筋
  • ハムストリングス
  • 大臀筋
  • ふくらはぎ

パターン②:プッシュ・プル・レッグ(PPL法)

月曜・木曜:プッシュ

  • 上腕三頭筋

火曜・金曜:プル

  • 背中
  • 上腕二頭筋

水曜・土曜:レッグ

  • 脚全体

分割法を選ぶ際のポイント

  • 週2-3回の場合:全身トレーニングまたは2分割法
  • 週4-5回の場合:2分割法または3分割法
  • 週6回以上の場合:3分割法以上

重要: 各筋肉群には48〜72時間の回復期間が必要です。分割法により、ある部位を鍛えている間に他の部位を回復させることができ、頻繁にトレーニングできます。


5. 同じ日に鍛えてはいけない部位の組み合わせ

効率的なトレーニングのためには、相性の悪い部位の組み合わせを避けることも重要です。

避けるべき組み合わせ

①胸と肩

胸のトレーニング(特にベンチプレス)では、肩の三角筋前部が協働筋として大きく関与します。同じ日に肩のトレーニングを行うと、肩が既に疲労しているため十分な刺激を与えられません。

②下半身(太もも)と背中

スクワットやデッドリフトなど、下半身のトレーニングでは脊柱起立筋など背中の筋肉も大きく関与します。同日に背中の本格的なトレーニングを行うと、腰への負担が過大になりリスクが高まります。

③上腕三頭筋と肩

肩のプレス系種目では上腕三頭筋が協働筋として働きます。三頭筋を先に疲労させると、肩のトレーニングで本来の力を発揮できません。

相性の良い組み合わせ

逆に、以下の組み合わせは効率的です:

  • 胸 + 上腕三頭筋(両方ともプッシュ動作)
  • 背中 + 上腕二頭筋(両方ともプル動作)
  • 脚 + 肩(関与する筋肉が異なる)
  • 胸 + 背中(拮抗筋の関係でスーパーセットが可能)

まとめ:効率的な筋トレのための5つのポイント

  1. 大筋群から小筋群へ – 体力があるうちに大きな筋肉を鍛える
  2. 多関節種目から単関節種目へ – 高重量を扱う種目を優先
  3. 筋肉の相関関係を理解する – 主働筋、協働筋、拮抗筋のバランスを意識
  4. 分割法を活用する – 週の回数に応じて適切に部位を分ける
  5. 相性の悪い組み合わせを避ける – 協働筋の関係を考慮したプログラミング

これらの原則を理解し実践することで、トレーニング効率は格段に向上します。自分のライフスタイルや目標に合わせて、最適なトレーニングプログラムを組み立てましょう。

ABOUT ME
れ んたん
千葉県生まれ千葉県育ち!!! 2023年の12月23日から筋トレというものに出会いドハマり中!!! 筋トレして変わった体を友達に見せたら、友達もはまってしまいました!!! 日々、筋トレや体に関しての考え方や知識を投稿しております!!
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